肉離れ

当院には肉離れで同じ悩みを持っているお子さんが多数ご来院されています。肉離れは休んでばかりいても良くなることはありません。

薬や湿布に頼っても根本的な解決には至らず痛みが繰り返し、さらに悪化すると他のところまで痛みが広がり練習や大切な試合に出られなくなってしまいます。

もしお子さんがそんな悩みを一人で抱えているのなら、いますぐ当院までお気軽にご相談ください。

筋肉が縮むときはその反対の筋肉が伸びることによって関節を曲げる事ができます。しかし筋肉が縮もうとする動きに対して急激な引っ張る力が加わると筋肉が耐えられず断裂します。これが肉離れです。

急激な運動する前のストレッチ・ウォーミングアップ不足や筋力の不足、また天候や過密な試合日程などで筋肉の状態が良くない時に起こりやすくなります。

捻挫と同様、どんなスポーツにも起こりうるスポーツ外傷のうちの一つで、部分的な小さな断裂から深く大きな断裂まであります。軽度な肉離れでは歩く時に少し痛みがある程度ですが、大きな肉離れをした場合は痛くて歩くこともできなくなり松葉杖を使用するケースも多々あります。

捻挫は重症度により３つのステージに分類されていますが同じように肉離れもI型からⅢ型まで３つのステージがあります。

（※肉離れをした場合は速やかに病院へ行き、まずは医師の診断を受けましょう。その方が早く復帰できます！）

肉離れは治るまでにおよそ３週間から５週間以上かかると言われています。その間に筋肉をしっかり良い状態へと戻していかないと瘢痕（はんこん）と言って大きな“しこり“となって残ってしまう事がよくあります。

そのしこりをそのままにしておくと質の悪い筋肉の状態が続き、また肉離れになるケースがありその繰り返しになってそれが原因で腰痛にまで発展してしまうのです。

このように一箇所悪いところがそのままにされてしまうと筋肉の “連動性” が失われ、腰痛だけではなくふくらはぎの肉離れや膝の痛み、股関節の痛みも引き起こす原因となるわけです。

他のスポーツ障害と同様、肉離れを起こした筋肉だけに原因があるのではなく実は他の筋肉との連動性が極めて重要なんです。

逆にいうならば他に膝の痛みや股関節痛、腰痛などがありそのせで筋肉のが柔軟性が乏しくなって最終的に肉離れを引き起こしたとも考えられます。

例えば過去にもも裏の肉離れを経験した人が、いまだにももの裏だけでなくふくらはぎが張りやすい、疲れやすいなどの症状がある場合は要注意です。

当院ではまずどんな時に、どんな動作で痛くなるのか。どんな時に一番困っているのか。しっかり時間をかけてカウンセリングを行いながらテスト方法を併用して現在の状態を把握していきます。

そして一刻も早い復帰を目指すために現在痛めている部分に直接施術を行います。

今後、怪我をしないために足首に大きく関与している股関節と足首の関節、またそれに関係する筋肉の柔軟性や最も重要である筋肉の連動性（体の筋肉が繋がって動いている事）を重視します。

主に徒手療法（直接手を触れて行う施術）で施術をしますが場合によっては運動法を取り入れることも多々ありますし、復帰を早めるために本人にもホームワークとしてセルフケアの徹底もご指導させていただいています。

私自身がおよそ１ヶ月半程のひどい肉離れを経験し大切な試合や練習ができなくてとても悩み困った経験があるからこそより近い気持ちに寄り添えるのではないかと思っております。

筋肉の状態や症状、痛みの度合いは一人一人の顔が違うように人によっての違いがあります。もちろん早期復帰に向けて精一杯、責任持って施術に取り組むお約束をしておりますが、それ以降も痛みが戻ってこないようにホームワークをお願いしております。

せっかく施術したのに数ヶ月後に痛みが戻ってきてしまった、セルフケアを怠ったため以前より痛くなった、という事がないように一人一人とじっくり向き合い一緒になって同じ目標に向かいたいと考えております。

そして当院を卒業する際に、『ここに来て良かった』と満足いただけるような場所、関係性が築ける治療院であり続けることを大切にしています。