よくあるお悩み症例
当院にはシンスプリントで同じ悩みを持っているお子さんが多数ご来院されています。シンスプリントは休んでばかりいても良くなることはありません。
薬や湿布に頼っても根本的な解決には至らず痛みが繰り返し、さらに悪化すると他のところまで痛みが広がり練習や大切な試合に出られなくなってしまいます。
もしお子さんがそんな悩みを一人で抱えているのなら、いますぐ当院までお気軽にご相談ください。
シンスプリントは長距離ランナーであったりサッカー、バレーボール、バスケットなど長距離を走ったり、ジャンプが多い競技によく見られ、発症年齢は15歳〜18歳くらいが多いようです。
硬い路面でのトレーニングが多かったり、ジャンプを繰り返すような練習が多かったりと、一時的に同じ動きを長時間に渡って反復練習することや、更に継続的な高負荷がかかることによってふくらはぎの筋肉群が疲労し、硬くなるとシンスプリントになりやすくなります。
他の原因として足首の関節やその周りの筋肉の状態、あとは過去に捻挫をした事があるなどもシンスプリントには大きく関与します。
シンスプリントは捻挫や肉離れと同様、重症度により4つのステージに分類されています。
上記のステージからシンスプリントは治るまでにおよそ2週間から2〜3ヶ月以上かかると言われています。他のスポーツ障害にも言えることですが、痛みを我慢してごまかしているうちに悪化することはよくあります。
シンスプリントは我慢していると疲労骨折に発展してしまうのでとにかく早めの段階で施術を始める事が大切になってきます。疲労骨折かそうでないかの判別は、
・ランニングやジャンプの踏み切り時に痛みがあるのか、もしくは着地の時に痛むか、
・痛い場所がピンポイントで痛むのか、全体的に痛むのか、
という所も判断基準になりますし、あとは病院でレントゲンを撮って医師の判断を仰ぐということになります。
(※シンスプリントの疑いがある場合は速やかに病院へ行き、まずは医師の診断を受けましょう。その方が早く復帰できます!)
当然痛みが出ている部分への適切な施術はとても大切になってきますし、経験上でもそれを痛感しています。
しかし、医療は日進月歩と言われるように月日が流れるうちに新たな事が色々分かってきています。私自身、鍼灸師としてスポーツに関わっていくうちにシンスプリントに対して今までの常識が変わりつつあります。
シンスプリントは主に後脛骨筋やヒラメ筋への継続的な負荷で柔軟性を失い硬くなる、またその周りの筋肉の筋膜の癒着などと言われていますし実際にそうだとも感じています。
当院ではそれに加え、股関節、足関節の関わりが大きいと考えています。股関節の柔軟性は膝、足関節の動きに連動するからです。
一箇所動きの悪いところがそのままにされてしまうと筋肉の “連動性” が失われ、他の関節や筋肉への影響が大きくなります。
他のスポーツ障害と同様、シンスプリントを起こした筋肉だけに原因があるのではなく実は他の筋肉との連動性が極めて重要なのです。
当院ではまずどんな時に、どんな動作で痛くなるのか。どんな時に一番困っているのか。しっかり時間をかけてカウンセリングを行いながらテスト方法を併用して現在の状態を把握していきます。
そして一刻も早い復帰を目指すために現在痛めている部分に直接施術を行います。
今後、怪我をしないために足首に大きく関与している股関節と足首の関節、またそれに関係する筋肉の柔軟性や最も重要である筋肉の連動性(体の筋肉が繋がって動いている事)を重視します。
主に徒手療法(直接手を触れて行う施術)で施術をしますが場合によっては運動法を取り入れることも多々ありますし、復帰を早めるために本人にもホームワークとしてセルフケアの徹底もご指導させていただいています。
筋肉の状態や症状、痛みの度合いは一人一人の顔が違うように人によっての違いがあります。
もちろん早期復帰に向けて精一杯、責任持って施術に取り組むお約束をしておりますが、それ以降も痛みが戻ってこないようにホームワークをお願いしております。
せっかく施術したのに数ヶ月後に痛みが戻ってきてしまった、セルフケアを怠ったため以前より痛くなった、という事がないように一人一人とじっくり向き合い一緒になって同じ目標に向かいたいと考えております。
そして当院を卒業する際に、『ここに来て良かった』と満足いただけるような場所、関係性が築ける治療院であり続けることを大切にしています。
シンスプリント
19歳男性、陸上選手のケース。学生のころから”ふくらはぎの疲労が抜けない”、”足の裏が疲れる”といった症状が… > 全文表示
21歳女性、アメリカで1か月修行するほどの熱心なダンサー。筋トレ、基礎トレーニングを取り入れた頃に症状が強くなってきました… > 全文表示