よくあるお悩み症例
当院には鵞足炎になってしまい同じ悩みを持っている方々が多数ご来院されています。残念ながら鵞足炎は休んでも放っておいても良くなることはありません。休んで一時的に痛みの軽減はしても動き出すとまた痛みがぶり返してしまうケースは多く見られます。
慢性疾患なので同じ動きを繰り返すことによって症状が出るということが大きな理由で、それにより張りが強くなる筋肉とそうでない筋肉とのバランスが非常に悪くなってしまうのです。ですから薬や湿布に頼っても根本的な解決には至りません。
もしあなたがそんな悩みを一人で抱えているのなら、いますぐ当院までお気軽にご相談ください。
鵞足炎とは・・・ももにある3つの筋肉(ももの前、内側、後ろ)が腱(けん)という組織に移行して一箇所に集まります。その部分には鵞足(がそく)という名前が付いています。
鵞足には他の組織とは擦れ合わないように滑液包という液体の入った袋が存在しています。もともと鵞足炎はランナーに多く(※ランナー膝:腸脛靭帯もご参照ください)膝の曲げ伸ばし動作の繰り返しによりその滑液包を刺激し炎症を起こす事が原因で、鵞足炎は滑液包炎とも言われています。
繰り返し動作によって自分の気づかないうちに筋肉の張り、筋力低下、筋肉の弾力弾性の減少で腱(けん)への疲労が蓄積され滑液包炎となります。ただし人それぞれに練習量の違い、筋肉の付き方やそれによる張り方も異なりますし、もっと言えば体の使い方も違います
ですから膝だけを集中して施術していてもなかなか良くなっていかないのが理由の一つです。
当院ではまずどんな時に、どんな動作で痛くなるのか。どんな時に一番困っているのか。そしてどの筋肉が大きく関与して鵞足の痛みが出ているのかを色々なテスト方法を行って徐々に特定していきます。
今現在痛みの出ている部分にも直接施術を行いますが、それに加え膝の痛みに関係するももや股関節の硬さ、しいては腰から足関節、足指までの柔軟性をしっかり高めて膝の可動域を取り戻しつつ痛みも徐々に減らしていきます。
主に徒手療法(直接手を触れて行う施術)で施術をしますが場合によっては運動法を取り入れることも多々ありますし、本人にもホームワークとしてセルフケアの徹底をご指導させていただいています。
鵞足炎(がそくえん)の症状は人それぞれに大きく違いがあるため施術時間・回数も大きく違いが出ます。もちろん一日も早く回復に向けて精一杯、責任持って施術に取り組むお約束をしておりますが、それ以降も痛みが戻ってこないようにホームワークをお願いしております。
せっかく施術したのに数ヶ月後に痛みが戻ってきてしまった、セルフケアを怠ったため以前より痛くなった、という事がないように一人一人とじっくり向き合い一緒になって同じ目標に向かいたいと考えております。
そして当院を卒業する際に、『ここに来て良かった』と満足いただけるような場所、関係性が築ける治療院であり続けることを大切にしています。