よくあるお悩み症例
当院には手首の痛み(TFCC)で同じ悩みを持っている方々が多数ご来院されています。そもそもTFCCとは・・・?
人の身体は骨や筋肉、靭帯や腱など色んな組織で構成されていて、それらがさまざまな動きを可能にしたり、衝撃を吸収したり、安定させたり、うまく伸ばしたり縮めたりしています。手首の部分だけを見ても同じような働きをしています。その働きの一部分を専門的に“三角線維軟骨複合体”(Triangular Fibrocartilage Complex injuries)と言う名前が付いていて、この英語表現の略字で「TFCC」と呼びます。
手首の小指側にその症状は痛みとして出ます。毎日の繰り返し動作によって痛くなるので基本的にTFCCは休んでも放っておいても良くなることはありませんし薬や湿布に頼っても根本的な解決には至りません。
もしあなたがそんな悩みを一人で抱えているのなら、いますぐ当院までお気軽にご相談ください。
TFCCも慢性疾患のうちの一つです。慢性疾患ですから使いすぎ(オーバーユース)によるもので、この症状の場合スポーツですとゴルフ・野球・テニスなど手首から全身を使って道具を扱うスポーツ、それから最近ではダンサーの方、あとは手首を極端に使う職業の職人さんや(左官職人など)、毎日の繰り返し動作を行ってその疲労の蓄積が出てしまう年齢の問題、リウマチや痛風もTFCCになりやすいとされています。
症状としては軽度のものから時間のかかる難治性のものまでさまざまですが、やはり炎症が強く出ている場合には軽減するまで少し時間を要します。(難治度か高い場合には病院にてレントゲンやMRIなどの画像診断による医師の指導を仰ぐ必要性があります)
ただし、手首に関与する手指や腕の部分(前腕部)の硬さや柔軟性を取り戻す事により軽減するケースも多々あります。更にはその前腕と深く関わる筋肉が上腕や肩首とつながっています。
ですから手首だけを集中して施術していてもなかなか良くなっていかないのです。
当院ではまずどんな時に、どんな動作で痛くなるのか。どんな時に一番困っているのか。そしてどの筋肉が大きく関与して痛みが出ているのかを色々なテスト方法を行って徐々に特定していきます。
今現在痛みの出ている部分にも直接施術を行いますが、それに加え手首に関係する前腕部や手指はもちろん、肩甲骨周囲や胸部の硬さを和らげで可動域を取り戻しつつ痛みも徐々に減らしていきます。
主に徒手療法(直接手を触れて行う施術)で施術をしますが場合によっては運動法を取り入れることも多々ありますし、ご本人にもホームワークとしてセルフケアの徹底をご指導させていただいています。
どんな症状にも言えることですが、最終的にお医者さんの手を借りる前にお悩みを解決できればと思っています。もちろん一日も早く回復に向けて精一杯、責任持って施術に取り組むお約束をしておりますが、それ以降も痛みが戻ってこないようにホームワークをお願いしております。
せっかく施術したのに数ヶ月後に痛みが戻ってきてしまった、セルフケアを怠ったため以前より痛くなった、という事がないように一人一人とじっくり向き合い一緒になって同じ目標に向かいたいと考えております。
そして当院を卒業する際に、『ここに来て良かった』と満足いただけるような場所、関係性が築ける治療院であり続けることを大切にしています。